池上本門寺と池上駅の間にある、全長100メートルに満たない商店街。「本門寺通り商店会」が正式名称でしょうか(間違ってたらすみません)。
駅前からは少し離れた場所にある、普段は割と静かな商店街ですが、毎年10月13日のお会式(おえしき)の時には、人であふれかえります。
道の両側にたくさんの屋台が出て、ただでさえ広くない道路は、さらに狭くなり、まるで朝の通勤ラッシュのような混雑で、商店街を通り抜けるのに一苦労です。
池上に越してきた20数年前、お会式のことを全く知らなかった世田谷生まれのDogwood。初めて見た万灯行列の賑やかさ、あまりの人と屋台の多さに絶句した覚えがあります。
この本門寺通り商店街は、フリーマーケットや朝市などのイベントをやったり、傍目から見ても、「商店街を盛り上げようぜ!」という意気込みを感じます。
纏(まとい)屋、葛餅店、寿司屋、蕎麦屋、花屋といった、門前町の雰囲気も残しつつ、エスニックやイタリアンの料理店もあり、新旧のお店が混在する商店街です。
さらに最近、各店舗にオシャレな暖簾や駐車禁止のパイロンが並んでいるのに気が付きました。(自分が気が付くのが遅かっただけかもしれない?)
茶色の生地に白で店名と万灯の絵が描かれた暖簾が店先に掲げられていました。
これは、何年か前に「池上の景観整備やります」的なポスターが貼られていた時期があったけど、その活動のアウトプットなのかもしれません。
良くある駐車禁止の味気ないカラーコーンよりも、シャレで落ち着いた配色。こちらも茶色に白で万灯が描かれた素敵なデザインです。
本物のお会式の万灯です
夜は行燈として使えるタイプもあり、昼だけでなく、夜も良い雰囲気にライトアップして足元を照らしてくれます。
自宅用にも欲しいところです。
これも良いですね!
お寿司屋さん「道祖神」には、「メレンゲの気持ち」で、石ちゃんも来てたっけ。サインがありました。
やっぱり、活気のある商店街というのは、買う方から見ても、気持ちが良いものだし、自然とリピートしたくなりますね。
池上駅の改札を出て正面に立つと、真っ先に目につくのはチェーン店(コンビニ、牛丼、パン屋、ファーストフード)の看板ばかり。それが悪いとは言わないけれど、池上のような門前町には、ネオンギラギラの店や、チェーン店の派手な看板のお店は似合わないと思うのです。京都や軽井沢のように、コンビニの看板もわざと地味な配色にして、景観を乱さないようにするルールが池上にもあっていいんじゃないかと思ってしまいます。駅舎が3年後に新しくなることが決まったけれど、池上に似つかわしくないド派手な駅舎にはしてほしくない。地味でもいいから、人に優しい、趣きのある駅舎と、そこに繋がる温かみのある商店街となることを期待しています。それが池上の魅力であると思うDogwoodでありました。
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