4月27日、東蒲田の大田区総合体育館で、ボクシングの３大世界タイトルマッチが行われました。昔からボクシングが大好きなDogwoodは、この日は仕事のため、会場で直接試合を観ることは出来ませんでしたが、テレビの録画で見ました。近いのになあ、、。内山選手は残念でしたが、あれが勝負の世界。負けても立派な態度でしたね。まだ次があります。全てが良い試合だったと思います。これでまた、日本のボクシング界が盛り上がるのは、とてもうれしく思います。しかも、大田区でトリプル世界戦が行われる時代が来るとは、、。特に、田口良一選手は、大田区池上の隣の千鳥町、大森七中の卒業生だと聞きました。まだ知名度が足りない気がします。「強（つよ）カッコいい」はどうかと思うけど、、、さらに防衛を重ねて、もっと有名になってほしいと思います。そしていつか、あのモンスター王者、井上尚哉選手にリベンジしてほしいと思います。河野選手みたいに、海外で戦ってほしいですね。
恐縮なんですが、自分も何を隠そう、今から30年以上前、中学2年からの約3年間、下北沢にある、金子ボクシングジムに通っていました。プロになりたいとか、喧嘩が好きだとか、イジメられてたとか、そういうのではなくて、単純に、ボクシングが好きで、体を鍛えて強くなりたい！という一心で、実家の千歳船橋から一番近い、下北沢の金子ジムに通うようになりました。ジムに入った初日に、怖い顔と声のトレーナー（秋葉さん、、だったかな）に、「外で喧嘩でもして人を殴ったら即破門だからな！」と、キツ～く言われたのを今も覚えています。
「ボクシングなんて野蛮で危険な！」なんて心配する親御さんも、今どき多いかもしれませんが、もし自分の子供（もしくは、いずれ孫が）、「ボクシングジムに行きたい！」と言ったら、私は喜んで勧めますね。今思うと、あの3年間はとても楽しかったし、危険なこともありませんでした。体力はもちろんですが、その後の人生に必要な、「耐えること」を学んだ気がします。殴られると痛いし、苦しいし、誰も助けてくれないし。今でも当時の夢を見ることがあります。
私が通っていたのは、夕方４時から始まる、アマチュアの部の練習でした。学校では部活をやっていなかったので、ほぼ毎日放課後に通っていました。
あの、有名なエディタウンゼントさんも、当時東洋チャンピオンの村田英次郎さんや、カシアス内藤さんの特別トレーナーとして、金子ジムに来て熱心に指導している姿を何度も見かけました。練習生は、中学生、高校生、大学生、中年のオジサン、子供、、いろんな世代の練習生がいましたね。入門して１年位たつと、だいぶ慣れてきて、スパーリング（実戦練習）をやるようにもなりました。一度、自分を含む数名の練習生が、プロボクサーの選手と、1人１ラウンドを順番にスパーリングをするよう、トレーナーから命じられました。ご想像通り、練習生は順番に、ボコボコにされていきましたっけ。
そのプロ選手は、ヘッドギアも付けず、当然手加減していたと思いますが、自分も何人目か忘れたけれど、パンチは全く当たらず、あえなくボディブロー１発で悶絶して終了。、、、やっぱりプロってスゴいなあ、、
と改めて思ったものでした。でも、そのプロ選手が、数か月後、日本人の世界ランカー（ロイヤル小林、元世界チャンピオン）と対戦して、１R開始早々ボディ1発で悶絶KO負けしたのを見て、「まるで、あの日の俺だ、、」と唖然としたのを覚えています。 そんな自分も結局、２試合出て全敗。興味も、だんだんとボクシングから音楽（バンド）に移ってきたこともあって、ジムは退会しました。
それでもずっと今に至るまで、ボクシングは一番好きなスポーツで、ほとんどの世界戦は観てきましたし、後楽園ホールにも足を運んでいます。
2008年7月に、金子ジム所属の清水智信選手が、人気絶頂の王者内藤大助に挑戦した日は、代々木第２体育館に会社を休んで観に行きましたよ。
清水選手が、自分の実家の近くにある、東京農業大学卒と聞いて、「これは会場に行って応援しなければ！」と思ったのです。ちなみにDogwoodは農大のすぐそばの桜丘小学校の卒業で、農大の収穫祭にも良く行ったものでした。
惜しくも負けてしまいましたが、その後の成功を予感させる、いい試合でした。
（清水智信選手は、2011年８月に、金子ジム初の世界王者になりました。）
下の写真は、池上駅近くの居酒屋さんの入り口に貼られたポスターです。左から田口、内山、河野選手。
こちらは2008年7月30日のチケット。今も大事に持っています。
金子ジムHP
名誉会長亡くなられていたんですね。村田英次郎選手を応援しに行った後楽園ホールの帰り、車で送ってもらったことがあります。とても優しい方でした。合掌。
清水智信氏のブログより
今は、福井県で政治の世界でチャンピオン？を目指しているようです。
