NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」のオープニングで流れる、宇多田ヒカルの「花束を君に」が話題になっているそう。朝ドラ大好きな妻は、「これ最初に聞いた時から絶対売れると思った！」と、あたかも「自分の直感はスルドイのよ！」と言いたげでしたけど。（朝ドラの主題歌は、全て売れてるじゃん！）そこは、ぐっとこらえて、「そうなんだ、そんないい曲なんだ～」と聞き流す。ドラマの時間は既に、通勤途中の電車の中なので、FMラジオで何回かオンエアされたのを聴いたくらいでした。確かに、ミディアムテンポで、朝ドラのオープニングにぴったり！といった、印象的なメロディ、歌声であること位はわかりました。でも、電車の中では、雑音で歌詞まで良く聞き取れません。なんせモノラルのイヤホンなんで。
このたび遅ればせながら、買って聴いてみましたよ。まず歌詞を見てビックリしました。これは、大好きな人との死別、つまり「お葬式」のことを歌ってる歌詞ではないかと。参列したお葬式の光景が浮かびましたし、ネットでもいろんな人が、そのような考察をされているのを後から知りました。あと、本人がアレンジまでやったのかは知りませんが、「譜割り」が複雑というか、曲と歌のバランスというか、うまく言い表すのが難しいのですが、８ビートの歌謡曲や、ロック全盛期で育った私、Dogwoodの常識を遥かに超えておりました。もちろん良い意味で。洋楽で一時期流行った、「プログレッシブロック（プログレ）」の変拍子とも違うし、、思ったのは、この曲を歌うのも、演奏するのも、凄く難しいのではないでしょうか。カラオケでバッチリ歌える人は、絶対に尊敬されそう。でも途中でミスると、修正不能になって、ヘロヘロで大恥をかく恐れも。あと、今年の紅白出場するなら、実際に歌ってるところも見てみたいですね。かなり先ですが。
この曲とは毛色が異なりますが、似たような感覚になった歌があります。「たむらぱん」という、女性シンガーが歌う「十人十色」という曲がそれ。
たまたまネットで観たのですが、衝撃でした。朝ドラに合うような曲ではありませんが、このメロディ、歌詞、リズム、、なんだこれ！って感じ。
「どうしたらこういう曲が作れて、歌えるの？」という驚きは、今回の「花束を君に」と、ちょっと感覚が似ていました。曲が似てるというのではありません、念のため。機会があれば聴いてみてください。こういう歌がうたえる人に、もっと売れてほしいなあ、、、と思うDogwodでした。
