Dogwoodの池上日記

地元大田区池上・蒲田と軽井沢・信濃追分を愛するDogwoodの日々徒然日記。

高校野球の予選で、記憶に残った試合 2010年編

皆さん、ファールボールと熱中症には十分お気を付け下さいませ。

 

以前、東京の高校野球の予選を好きになった理由を書きましたが、もう一つ印象に残るゲームがありました。2009年ごろ、オリンピック下丸子店で、買い物をした後、そこからすぐ近くの多摩川の土手で、ある高校野球部の練習試合を見るのが、ルーティンとなっていた時期がありました。

その学校は、当時長男が通っていた高校で、多摩川土手の野球グラウンドで毎週末練習していました。とりわけ野球が強い学校ではないのですが、息子の友人が野球部にいたこともあり、土手の芝生に腰かけて、練習試合を見るのが、ちょっとした楽しみの一つでした。

お世辞にも強い野球部とは言えないけれど、一生懸命走って練習する姿は、見ていて清々しいもので、当時キャプテンの、3年生エースの球速は、100Km前後、正直自分でも打てそうな位(ゴメン)の軟投型投手。夏の予選で、どこまで行けるか不安でしたが、毎年大番狂わせがあるのも、高校野球予選会の醍醐味のひとつでもあります。

その年の東東京予選会の初戦の組み合わせが発表になり、何と、あの強豪中の強豪、帝京高校と、1回戦で対戦するというのです。しかも土曜日に、神宮球場で。

こんな機会は、そうそうないし、毎週末多摩川の土手で練習を見てきたという、勝手な思い入れもあって、妻と長男の3人で、神宮球場へ観に行きました。

試合の結果は、7回コールド負け (0-10) だったのですが、スコアほどの大差を感じない、健闘が光った試合でした。まあ、1点くらい取らせてあげたかったけど。

その試合で先発した帝京高校のエースピッチャーは、後に横浜ベイスターズの若きエース、山崎康晃投手でした。その彼から7本もヒットを打ったのは見事だったし、応援団も、大いにブブゼラで盛り上げていました。この試合は、今もYoutubeでダイジェスト版を見ることができます。帝京サイドの人が作った動画だと思いますが、両チームの良いところを、バランス良く見せてくれる、素晴らしい動画だと思いました。

 その動画を見ると、殆どの帝京高校の打者が、得点をした後に、相手のキャッチャーマスクを拾い、ちゃんと土を払って渡す光景が何度も見られます。一流のチームは、こういうさりげない思いやりまで徹底しているんだと、感動しましたね。コールド負けしたけれど、やりきった感があって、後味の良い、Dogwoodの記憶に残る試合でした。