Dogwoodの池上日記

地元大田区池上・蒲田と軽井沢・信濃追分を愛するDogwoodの日々徒然日記。

またオリンピックの話(タイ初の金メダリスト)

たまたま早起きして、地球の反対側で行われているオリンピック女子重量挙げの試合を観ていた時のこと。タイの選手が、圧倒的な差をつけて金メダルを獲っていました。

タイ王国は、前の会社(TV製造工場)と現在の会社(HDD製造工場)で、数えきれないほど出張してきたので、この国の選手が活躍しているのを見ると、ついついウレシクなるDogwoodです。さすが「微笑みの国」と言われるタイ、この女子金メダリストの笑顔も印象的でした。

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タイとオリンピックで思い出すのが、今から20年前の、アトランタ五輪。ボクシングのソムラック選手が、タイ国史上初の金メダルを獲った時、ちょうどタイに1ヶ月程出張していたのでありました。社内、街中どこに行っても、ソムラッ、、、ソムラッと聞こえてきて、あちこちでボクシングの真似事をしてる兄ちゃんも見かけるほどに。ちょっとした「ソムラックフィーバー」が起こっていた時でした。

前の会社のタイ工場は、バンコク市内から、ドンムアン国際空港を通り過ぎて、40kmほど北のアユタヤ工業団地にありました。

その日、会社の食堂で休憩していると、工場長が来て、「すぐにバンコクへ帰らないと大変なことになるぞ!」と、あわてた顔で言ってきました。何でも、ソムラック選手が、タイに帰国して凱旋パレードをやるんだそうな。そのため、空港からバンコクまでの道が大渋滞して、何時間かかるかわからないので、今すぐ帰るようにとの指令が下りました。

これはラッキー!と、昼過ぎにバンコクへ帰り、買い物や、観光を楽しんだ後、夜ホテルに戻りテレビをつけると、どのチャンネルもソムラックだらけ。それほど、タイ王国初のオリンピック金メダルというのは、当時の大ニュースで、スゴイことだったんだなと実感。その後彼には、報奨金など40億円以上のお金が流れ込み、人生を狂わせたとも言われています。というか、取り巻きがおかしくしたと言った方が正解かな。飲料水の会社を始めたり、俳優になって映画に出たり、不動産投資したりと、好き放題やってたようです。その後の浮き沈みは、日本のテレビ番組でも話題になっていたけれど、それも「マイペンライ(問題ないさ!)」のタイ人らしくて好きだなあ。

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日本では、金メダルの報奨金が500万円ですか、、、それも少なすぎる気がするけど、、、

そう言えば、このソムラック選手、前世界フェザー級チャンピオンの内山高志選手と、2002年にアマチュア時代にタイで試合をしていたのだとか。年齢も世代も全く違う両選手という印象なんだけど、6歳しか違わないというのは驚き。内山選手は、今でも現役だし。それだけ両選手のキャリアは長かったんですね。