大学2年生の次男が、珍しく話しかけてきました。「友人から盛んに勧められているものがあるんだけどさあ、、」ふーん。
聞くと「日経225の先物取引売買の教材を売って、大儲けしてる友人がいてあ、、、」ふーん。って、えっ？？ な、なぁ〜にぃ❓
この段階でワタシの頭には、詐欺まがいのマルチ商法しか浮かばない。
「絶対やめときな！」と、まずは一喝。
本人も一応ネットで調べて「コレって怪しくね？」と思ったそうだけど、まわりには、これにハマっている友人が何人もいて、みんな学生にしては羽振りが良いのだとか。次男は断りきれず南青山の事務所まで連れて行かれ、さらに長時間説明を聞かされたのだそう。それダメだろう。入れ替わり立ち代わり部屋に「成功者」がやって来て、体験談を聞かされたのだそう。ほら来た、もう宗教の洗脳と一緒だね。ご丁寧にも、生涯所得と支出を比べると、３０００万円不足するので、この教材を買って、人生設計をするべきだ！と、熱弁をふるわれたのだそう。おいおい勘弁してくれよ。いつの時代の話だよ、懲りないね～。次男がもらってきた名刺の住所と会社名で調べても、社名の「ア◯ア」という会社の情報が、全く出てこない。レンタルオフィスか、架空の会社なのだろうか。いや～、驚いた。でも、次男は良く話してくれたね。
で「それいくらなの？」と聞くと、DVDやらタブレットなど込みで２５万円。すぐにお金を用意できない学生には、学生ローンも紹介してくれるという親切さ。幸い次男はこの時点で、まだ二十歳に達していなかったので、学生ローンは借りられないのでセーフ。そうこう話している間にも息子のラインには、友人から「どう、決めてくれた？」と、メッセージがバシバシ入ってきてる。さらに困ったことに、この話を持ち掛けてきた友人というのが、妻の知人の息子さん。既にもう何人も勧誘して契約を取っているようで、相当額のバックマージンを手に入れてるとか。妻は「このことを知人（母親）に知らせた方がいいかしら？」という。いや、チクったことが伝わって恨まれても面倒だ。「うちは契約をしていないから、しばらく様子みたら？」と言っておきました。しかし先物取引なんて、社会人でもよう手を出さんわ。前の会社で、ロンドン砂糖だか小豆の先物取引で大損した友人もいたし。ロクなもんじゃないよ。とにかくやめとけっての。
息子がもらってきた資料がこれ。1人紹介して契約すると、数万円のバックマージンが入るのだそう。
南青山の事務所で、副代表のナントカという若者から説明を受けたときの紙。
ネットで調べたような金額が並んでるけど、これで将来の不安を煽っているのか。学生には、余計なお世話だろ。
次男よ、お前友人を一人無くしたな。借金までさせて先物取引を勧誘してくる友人なんて、絶対に信用してはダメだぜ。声を大にして言おう。世の中そんな美味しい話は無いんだから。
皆さんも怪しい投資話にはどうか「気いつけなはれや！」
いや、マジで。
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