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Dogwoodの池上日記

地元大田区池上・蒲田と軽井沢・信濃追分を愛するDogwoodの日々徒然日記。

「傷だらけの天使」を40年ぶりに見た話

ドラマ「カルテット」(坂元裕二脚本)を見て以来、ドラマを見る視点が変わったDogwoodです。

作品のテーマ、脚本、監督の意図、セリフ、ロケ地など、素人なりに、気にして見るようになりました。その勢いも味方につけて、先月BS12で再放送していた「傷だらけの天使」を、連休中に一気に観ちゃいました。1974年に放送されたドラマで、雑居ビルの屋上にあるペントハウスに住む木暮 修(萩原健一)と、彼をアニキ~と慕う乾 亨(水谷豊)が、探偵事務所「綾部情報社」の調査員として働く2人の若者のロードムービー。監督には恩地日出夫深作欣二神代辰巳工藤栄一らの後の日本映画界の巨匠がずらりと参加、メインライターは、当時新進気鋭の市川森一が担当。

この番組は、当時中学生の多感な時期に、親の目を気にしながらリアルタイムで見ていた大人のドラマの一つです。夕方の再放送は、Dogwoodを帰宅部にしてくれた理由の一つでもありました。

それまでの学園ものや、刑事ものといった、爽やかで正義感あふれるドラマとは真逆で、探偵事務所の下働きをする2人が繰り広げる、怒り、挫折、人情、泥臭い大人の恋愛にハマったものです。

オープニングの朝食シーンは、昔ダウンタウンもパロってたし、凄く印象に残っていたのですが、ストーリーや、登場人物は、40年も前ということもあり、あまり記憶に無く、ショーケンが着ていたビギの服がカッコよかったり、エッチなシーンがあったりとか、最終回のアキラ死と、エンディングが切なかったとか、、そんな程度しか思い出せませんでした。

 

この歳になって、改めて見ると、単なる懐かしさや、若き日のショーケンや水谷豊のカッコよさ、演技のキレだけではなく、テーマであった、この時代の底辺スレスレを生きる若者の逞しさ、弱さ、貧しさ、友情、大人の汚さへの嫌悪感など、いろんな感情が伝わってきました。作る側、演じる側もそこを一番に伝えたかったのかもしれません。

息子程の年齢の人たちが主役のドラマだけど、映画を観てるような完成度の高さを感じました。後で驚いたのは、セリフはアフレコなのと、修とアキラの2人は、オリジナルの脚本では在日の設定だったこと。結局上からストップがかかったことも、インタビューで知りました。もう、民放では絶対に再放送出来ないでしょうね。

 また、意外な役で登場している若い頃の俳優を見れるのも魅力で、桃井かおり吉田日出子松尾和子関根恵子高橋洋子坂口良子阿藤快小松政夫下條アトムといった、後々まで成功する俳優が登場しています。第1話では坂上忍真屋順子の子供役で出ていたりも。探偵事務所のボス、貴子(岸田今日子)の妖艶かつ不思議なオーラもインパクトがあったし、その部下の辰巳(岸田森)も、ウイスキーをちびりちびりやりながら演じていたなんて裏話を聞くと、何とも良い時代だったんだなあと感じました。既に亡くなっている俳優も多く、時の流れを感じますね。

 

音楽は井上堯之、大野克之。最終回に流れる切ないブルースは、デイブ平尾の歌う「ひとり」。これが今聴くと、ぐっと心にしみる曲なんですね。

今の20代くらいの若い人に是非見てほしいドラマだなと思いました。

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最終回の最後に、クランクアップのシーンが流れましたが、このシーンは本編に無かったはず。このためだけに撮ったのかは分かりませんが、俳優たちの素が見えて笑えます。

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余談:

一時期、本当に探偵をやっていた高校時代の同級生が、同窓会の時に「何度か危ない目にあったけど、マジで殺されそうになったのを機に、この仕事やめたよ」と、言っていたのをふと思い出しました。その仕事の内容は、とてもここでは書けないものだったけど、、、

 

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