唐突ですが、アランホールズワースというギタリストをご存知でしょうか。元ソフトマシーン、UKといったプログレッシブロック、ジャズ、フュージョンの数々のバンドを渡り歩いてきた天才&職人肌のギタリスト。大きな手でワイドに抑える独特の奏法で、流れるような高速のアドリブや、奥行きのあるサウンド、完璧主義らしく緻密な曲作りの数々。アマチュアのギタリストは「こんなの、どう転んでもコピー出来ん!」と言わせちゃう、良い意味での)天才変態ギタリストの1人。
先日、家の物置を整理していたら、この人の1984年来日公演のパンフレットが出てきました。だけど日本公演に行った記憶が全く無いし、そもそも代表曲さえ浮かばない。そんなに熱狂的ファンでも無いのに、名前だけはずっと覚えていた謎の存在。なぜだろう?
Youtubeで1984年の日本公演が見れます。良い時代だなあ。
パンフレットには、見覚えのあるギターを弾くアランの姿が。
赤いボディに黒のピックガードのストラトキャスター!
あっ!、Dogwoodのエレキギターにクリソツだ!!
決して、彼をを意識して改造したのではありません。
自分のは、1980年のフェンダーのボディにビルローレンスのハムバッカーをマウントしたもの。そう、RUSHのギタリスト、Alex Lifeson(アレックス・ライフソン)を真似て改造したものでした。たまたま似てしまったというわけ。
手前の黒いのは、大井のフリマで500円で買った、ヤマハのミニアンプ。
まぁ、そんなことよりも更に驚いたのは、パンフレットの中ほどの記事、そこには何と!
「どうも初めまして小川銀次です。今回は再来日するオレもなかなか好きなギタリスト、アラン・ホールズワースについて主観を中心に書いてみようと思います、、(略)」
ええええ~っ?マジ!?
2015年に58歳の若さで亡くなった、Dogwoodの大好きなギタリスト、元RC、クロスウインドの小川銀次さんが、若き日に寄稿した長〜い記事でした。これ、本当に今まで知らなかったことなので、本当に鳥肌が立ちました。虫眼鏡で全部読みましたが、確かに主観的で、マニアック過ぎて、正直あまり面白い記事ではありませんでした(爆)。銀次さん、ゴメン!
昨年は、小川銀次さんの追悼CD爆音再生会に行ったり、音源のクラウドファンディングに参加したり、まさに銀次さんに引き寄せられた一年でした。アランと銀次さんの音やプレイスタイルは、似ているようでもあり、正反対でもあり、、というイメージだったので本当に意外でした。ギターに対する職人気質?なところは似ているのかな。
そんなアラン・ホールズワース氏も、昨年4月16日に70歳で亡くなられたのだそう。
どちらの巨匠も酒豪だったそうな。「あちらの世界」で、ビールでも飲みながらセッションしてる様子がふと浮かんだ、アランホールズワースの来日公演のパンフレットでした。
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